ウィルスに負けない、糖質制限も簡単。美肌にもなるプロテインのすすめ
女子40歳からの、身体美人化計画 第22回
■プロテイン「あるある問題」を攻略する
そこで実は、プロテインを飲むにあたり「あるある問題」があるので、私も飲んでみようと思われた方のために、私自身や私の生徒さんたちと試行錯誤して発見した、対処法をお伝えします(生徒さんたちにプロテインの強要は一切していないし、私もプロテイン会社から1円ももらってないのですが(笑)、タンパク質の重要性や効果を普段から伝えているため、7割の生徒さんたちが飲んでいます)。
特に大きな問題は2つ。プロテインを飲むようになると、①コロコロ便、便秘になる、②軟便、下痢になる、人がいます(ならない人もいます)。
1.コロコロ便、便秘になる
原因は食事からの油や脂肪が少ないから。かといって油&脂を増やす食事が難しい生徒さんが、『納豆にキムチのせてゴマ油たらり』を毎日食べるようにしたら腸がすごく動くようになったそうで、毎日スルリと出るようになりました。しかも彼女は、外出した翌日は油&脂&プロテイン効果で大便の量もすごく増えたそうで、お通じには油&脂が大事だと痛感したそうです。やはり外食は油&脂が多いですね。逆にほぼ毎日外食の別の生徒さんは、いきなり1日4杯ものプロテインを飲むようになっても全く便秘にはならないとのこと。コロコロ便や便秘になる人は、油&脂を見直してみてくださいね。
2.軟便、下痢になる
原因は胃腸が弱い、体のタンパク質不足がすすみ消化&代謝酵素が弱いから。ヒトの体内には500種以上の酵素があり消化や代謝の働きをしていますが、それら酵素はタンパク質からできています。だからタンパク質不足の人ほど酵素の力が弱く、パワフルなプロテインを消化&代謝することができずに下痢をしてしまいます。かといって十分なタンパク質を摂らないでいたら酵素が強くなれず、他の栄養素ですら活用できません。
だから大事なことは、今の自分が下痢をしない程度のギリギリの量を飲み続けて、少しずつ酵素を強くしていくことであり、飲み続けると段々と酵素が強くなってくるので、飲める量も増えてきて体も強くなってくると、藤川先生が著書の中でおっしゃっています。
そのためこのタイプの生徒さんは、プロテインの粉は規定量のまま、溶かす材料(水やお好みの物)を多くしてプロテイン濃度を薄くし、それを水筒に入れて、一日かけてチビチビ飲むようにしたら大丈夫でした。濃いのを一気に飲むから今の体では対応しきれず下ってしまうので、薄いのを少しずつ飲めば大丈夫なのです。
いかがでしょうか。好みはあると思いますが、プロテインは本当におすすめですし、せめてお肉やお魚など、タンパク質を多く食べて欲しいです。ちなみにプロテインは筋トレ後に飲むと効率良く筋肉を育てられますが、ここでは栄養を補うことを目的としているので、いつ飲んでも構いません。ただし通常の食事+プロテインです。食事の代わりにしてしまうとまた栄養が足りなくなるので本末転倒です。
毎日ニュースでは新たな感染者数が報道されていますが、その一方で感染後に回復して治癒している人が増えているのも事実です。特効薬がないのに治癒するのは、体の状態を良くすることでウィルスの抗体ができ、ウィルスが体から排除されて治癒に至ると考えられています。ということは、仮に無症状で感染していたとしても、自分の体の状態を良くすることで、体からウィルスを排除していくことはできますよね。感染しない、させない取り組みの1つとして栄養もぜひ見直してください。『良く寝て、良く食べ、良く動き、良く排泄し、良く笑え』を心にとめ、どうぞ心と体が健康な人でいてくださいね!!!
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